モザン会議〜ツッコんだら負け(派遣53日目 2018/5/24)
今日は初めて、事務所の外でのお仕事!イニャンバネ州の各都市の代表者が集まって、観光と文化に関わる開発の会議が私の任地ビランクーロで開かれました!
軽い気持ちで行ったら(失礼)、むちゃくちゃ豪華な会場で、人数も多くて、格式高い感じだった、、、キレイな格好して行ってよかった。
会場はリゾートホテル。素敵。
初めての会議、しかも観光についてがっつり勉強できるいい機会!わくわく。
...
そして、私はここから、ひたすら心の中でツッコミしまくることになるのです。。。
まず、会議の開始時間8時なのに、始まったの9時10分。アフリカ通常運転。コーラス隊の国歌斉唱でスタート。この指揮者の指揮のクセがすごくて、笑いこらえるの必死(失礼)。動画撮りたかった。なんていうか、体全体で、関節全体で、指揮してた。
そして偉い人たちの挨拶。挨拶。挨拶。
終わったと思ったら、突然の「ハッピーバースデートゥーユー♪」。誰かの誕生日だったらしい笑
1時間半押し。からの、おやつタイム突入。
今から?!?!
15分間というアナウンスをガン無視して、30分のおやつタイム。ちなみに美味しい。
2時間押し。
こっからひたすら、各都市からの報告。2018年第一四半期の活動報告と課題、今後の展望などなど。ふむふむ、ためになる。
でも、
プレゼンスキルは低い...笑
資料がとても見づらい。文字小さい。表のデータが何の数値か表記がない。
謎にパワポのアニメーション多用。笑
各都市からの報告のあとは、質疑応答の時間なんだけど、これがまた長い。
質疑というより、感想を言ってるっぽい。みんな沢山発言して目立ちたいっぽい。
どんどん押す時間。
たぶん日本だったら、ここで、議長が進行の調整したり、参加者から不満出たりするんだろうけど、
議長も話が長い。笑
みんな携帯いじったり、雑談したり、飽きてきてるっぽいけど、誰も不満は言わず。
ランチタイムもしっかり1時間。ちなみに美味しい。
観光分野の報告なんだけど、あまり具体的課題や目的が見えてこない感じだったな〜
(報告の例)
フェスティバルをやりました。
○人きました。
課題はお金がないことです。
今後の展望は、観光施設を増やすことです。
極端にいうとこんな感じ。
ポルトガル語の理解は不十分なんだけど、それにしても、なんかもっと、うまいやり方あるよなぁと思ってしまった。
観光で地域を盛り上げたい、という熱量は伝わってくるんだけど、新しいアイディアは無いみたい、、、。お金がない、で議論が終わって、じゃあお金がないなりに何ができるか。って話にはならないみたい。うーん。
ランチ後もひたすら報告。報告。報告。
...終わらない笑
いい加減、ポルトガル語を聞き続ける、資料を読み続けるのもしんどくなってきて、脳内ポルトガル語容量オーバー。(゜゜)白目
それでもやっと、最後の閉会の挨拶まで辿り着いて「これで終わる〜」って思ったら、
そっから40分、会議の総括はじまった笑
この時の私、もう完全に無の状態。無。
そして、やっと会議終了したのが20:45!!3時間半押しにてフィニッシュ!
いやーーー、すごい。モザン人の忍耐ハンパない。おやつタイムとランチ以外、休憩無し!
休んだほう効率いいのに、、、
というか、もっと会議自体を効率よくできる、
私、プレゼン資料の作り方、発表の仕方、効率いい会議の進め方を教えたほうが、ボランティアとして役に立つんじゃなかろうか笑
にしても、3時間半も会議が押したのに、みんな不満言わない!
疲れてはいたけど、イライラしたり殺気だってきたりする人はいない、日本と違って笑
「会議長かったね〜ははは〜」みたいな感じ。おおらか。
効率ばかりを求めてしまう私だけど、時間がどんなに押しても、自分の発言したいことをとことん話し続ける熱意は、モザン人を見習わなきゃなぁ。
観光知識もモザン会議も、まるっと学べた!
この会議、なんと明日もあります!笑
明日もたくさん学ぼう。たくさんツッコもう。