仏教は知らない。ニーハオは知ってる。(派遣79日目 2018/6/19)
モザンビーク人の同僚や知り合いによく聞かれること。
「教会にはいくの?」
「行かないよ、クリスチャンじゃないから」
と答えると、
「クリスチャンじゃない?!どういうこと??!!」
と、想像以上のリアクションをくれる笑
モザンビークで信仰されている宗教の割合は、キリスト教40%、イスラム教20%、その他原始宗教など40%、らしいです。
でも、実際の体感は80%キリスト教徒、という感じ。
私は首都と任地しか知らないから、地域によっても違うのかもね。
というわけで、みんな教会に行くのが当たり前。
同僚たちの鼻歌はだいたい賛美歌。
信仰が日常に密着してる、この感覚って、日本人には無いよね、、、
私自身は「無宗教」という自覚だけど、実家のお墓はお寺にあるし、御墓参りもするし、かなり信仰心の低い「仏教徒」というのが、正確かもしれない...
ということで、日本の文化も紹介ついでに、
「クリスチャンじゃないよ。仏教徒だよ」
と同僚に言うと、
「何それ??」
とキョトンとされる。
わざわざ電子辞書で「仏教」のポルトガル語を調べて、単語を指し示しても、まったくピンと来ない様子。
仏教、その存在自体を知らないらしい...!!
なんとーーー
え、仏教って、世界三大宗教じゃないのーーー?!
ちょっとググってみたところ、宗教人口は
キリスト教 約22.5億人
イスラム教 約15億人
仏教 約3億人
らしい。
おお...仏教、少なっ笑
まぁ、たしかに、日本で教会やモスクはあっても、欧米やアフリカでお寺って見ないもんな...
自分の常識が、他人にとっても常識とは限らない。
毎日、それを体感し、日々、自分の中の当たり前が崩れていくのを実感しています...
ちなみに、仏教を知らない同僚に、ポルトガル語で仏教を説明するのは、まさに苦行なので、適当に手を合わせてお参りのポーズをして「こういう宗教だよ」ってごまかすという笑
仏教知らないのは、わかった。
アジア圏の文化が身近じゃないのも、わかった。
じゃあなぜ、
子どもから大人まで、
ニーハオは知っているのか...!!
町を歩くと1日5回は言われる
「China!」
「ニーハオ!」
そして、
「チャンチョンチュンチェンチョン....(なんたらかんたら)」
↑これなんなの!?!?笑
おそらく、なんちゃって中国語のつもりなんだろうけど、
みーーんな、同じトーンで言う。
チャンチョンチュンチェンチョン
いやだから、なんなの??!!笑笑
この前なんか、やんちゃ坊主三人くらいが50m前方からダッシュで私に向かってきて、
...チャンチョンチュンチェンチョン
...チャンチョンチュンチェンチョン
チャンチョンチュンチェンチョン!!!
って叫びながら、そして私の横を走り抜けていくっていう、、、
思わず吹き出したけど笑
そんなに必死に走りながらも言いたかったんかい、と。笑笑
はじめの頃は、バカにされてる感じがしてイラッとしたけど、最近は「何言ってんの〜??」とポルトガル語で返せるようになってきた!
そうすると「うわこの中国人ポルトガル語喋った!」ってリアクションしてくれて、ちょっと空気がなごむ。
そんな感じで、チャンチョンチュンチェンチョンしてこうと思います。
写真はそこらじゅうにあるココナッツの木。