ゆるモザ日記。

青年海外協力隊を終えて、再びモザンビークにて就職。ゆるく、楽しく、自分らしく。

プラスチックごみアート(派遣135日目 2018/08/14)

今日は夜にちょっとしたイベントに参加してきました。

何回か活動をお手伝いしている、ビーチ清掃などに取り組んでいるNGO団体のアレンジによる、

プラスチックごみアートの展示会!!


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この色鮮やかな魚のアート作品、

すべて、

ここビランクーロのビーチで拾った

"プラスチックごみ"でできてます!!!!



にわかには信じられない…

ごみがこんなにキレイな芸術作品になるなんて。

拡大するとこんな感じ。



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よーく見ると、ポリタンク、足ヒレ、歯ブラシ、、、

なんとなく、くっつけただけじゃ絶対こうならないよね。細部までこだわってるのが伝わる。

どうやったら、作品のインスピレーションが湧くんだろう…!



この作品を作ったのは、ポルトガル人アーティストのリカルドさん。

彼一人で作り上げているんだけど、

"Xico Gaivota"という名前でアート活動をしているみたい。(ギャラリーの名前なのかも…細かいことはよくわからなかった…)

詳しくはこちらから!!
https://www.xicogaivota.com


NGO団体のツテで、今回ビランクーロに招待され、1ヶ月滞在の間に、清掃活動とアート制作に取り組んだらしい。

さらには、地元の職人さんたちにも、プラスチックごみアートの作り方を伝授したとか!うぉーすごい。


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リカルドさん、マッチョ。

ポルトガルの海岸の絶壁をよじ登ったりしながら、何十キロもプラスチックごみを拾い、担いで、材料を集めるそう。

すごいのは、拾ったごみの形を変えることなく、そのままの状態でアートにしてしまうところ!!

曲線や立体感や色合いをどうやって、創り上げていくのか本当に想像つかない…。

1つの作品は、数時間〜数日で完成。

作品は、値段がつけられ、その売上はビーチの環境保護に使われるようです。



ごみがアートに生まれ変わり、


アートが人の心に環境保護を訴え、


心を動かされた人が環境保護の輪に加わっていく。



素敵な循環。




リカルドさんの他の作品はこちら。



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エラまで再現されてる!




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300以上のサンダルでできたカメ!

ビーチを1時間歩くだけで、50のサンダル(片方)が見つかったらしい…



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なんだか、魚の表情が何かを訴えているようにも見えてくる…




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会場は高級ホテル。

NGO団体関係者を中心に、大勢集まってた。(ほとんど白人だけど…)

モザン人もいるんだけど、

この環境活動の輪が、もっともっと住民全体に広がったらいいよね。


ここ最近、

海のプラスチックごみ問題が世界的なニュースとして取り上げられています。

プラスチックストローが禁止されたり、

分解されないミクロなプラスチック粒子が、魚を通じて人体にも影響を与えたり。


たった一人が

「これくらい大丈夫だろう」

と思ってポイ捨てしたものが、

巡り巡って環境破壊を引き起こしてること。

ごみは勝手には消えないこと。

自然の恵みは有限であること。



改めて考え、自分の行動を見直すきっかけになりました。

自分のできる範囲で、地球にやさしい暮らししていこう。


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