ゆるモザ日記。

青年海外協力隊を終えて、再びモザンビークにて就職。ゆるく、楽しく、自分らしく。

断る女。(派遣137日目 2018/08/16)

昨日に引き続き…、

今日も同僚たちと…、

お互いに一歩も引かないバトルが勃発。



ランチ用のパンを私が同僚の分も立て替えて買ったので、

同僚にお金をもらおうと話しかける。

私「パンのお金ちょうだい」

同僚A「あ、そうだね。はい、どうぞ。」

と、約20円を渡してくれたのですが、

横から別の同僚が、

同僚B「Aさんに払ってあげなさいよ。パン代はあなたがお金をあげた、ってことにしなさいよ」





この時、私には聞こえた、ゴングの鳴る音が…




カーン!!!



私「なんで??」

同僚B「だってAさんは同僚だし。課長だし。」

私「でも彼女が、パン代は払うよって言ったんだよ?」

同僚B「だから、また次の機会に彼女があなたにお金あげるんだって」

同僚A「この子はお金を人にあげたくないのよ」


さらに別の同僚も加わって、


同僚C「お金をあげたら、別の日にお返しする。それがここの文化なんだよ。日本では困った人にお金をあげちゃいけないの??」


この流れ…完全に昨日と同じじゃないか!!!


私「時々あげることもあるよ。その人が大変な時(困ってる時)にね。」

同僚B「Aさんお金ないのよ」

私「あるよ!だってもう20円もらったもん!」


一同笑う。


同僚B「じゃあCさんにあげなさいよ」

私「彼女もさっきパン買ったんだから、お金あるよ!」

同僚B「わかった!じゃあ、私があなたにお金をあげる。それで、今度私にお金をちょうだい。(財布から約100円出す)ほら、お金欲しくないの??」





まっっっったく、意味がわからない……




私「えぇ……いらないよ……(困)」





一同 大爆笑



一同「お金をあげるって言ってるのに、お金を欲しくないんだって!!!!笑笑笑」




えぇ〜…(´д`)



私「お金をあげる、って言われても、変な気分だよ」

同僚C「知らない人に道端で言われたら、変な気持ちになるよ。でも、同僚はあなたのためにお金をあげるって言ってるんだから、変じゃないでしょ?」

私「んーーー。私の国とは文化が違うからわからないよ……」



またしても、結局私が言いくるめられる形になってしまった……(´・ω・`)

あとで返すからいいじゃないって、それ絶対返ってこないじゃん…。

つーか、お財布にお金が全くなかったり、小銭の持ち合わせがなかったり、

正当な理由があるならわかるよ?

でも、財布には生活に困らないくらいのお金がある人に、

数十円をあげる(貸す)という、

その行為の意味が、

私にはやはり理解できない……

自分が納得できないことに、イエスとは言えない(´・ω・`)





そしてこのあと、



まさかの第2ラウンドへ。





お金騒動の余韻のまま、わちゃわちゃと同僚たちと談笑していると、そこへ、

普段は別の事務所にいる同僚男性が現れる。

はじめましての挨拶。

男「え!ポルトガル語話せるの?いつから来たの?僕は君を見たことないよ!」

私「5月からいるよ。観光課で働いているよ。」

日本人で、2年間ボランティアするってこと、などなどを自己紹介をひと通りすませると、



男「僕は君と結婚したいよ!」






……カーーーーン!!!!!





私「なんで?」

男「僕は君が好きだからだよ!」

私「なんで??」

男「なんでって!!笑 君がキレイだからだよ!!」

私「なんで???」



一同 大爆笑



同僚女性「あなたがキレイだから、好きだから、結婚したいって言ってるのよ!笑」



いやだから、言葉の意味はわかってるんだってば!!


私「私はあなたと結婚したくないよ」

男「なんで?」

私「だってあなたのこと知らないもん」

男「知ってるでしょ!ここにいるんだから!!笑」

私「知らないよ!!名前も聞いてないよ!!」

男「じゃあ今ここに書くよ。」

名前を紙に書く男性。

左手の薬指に指輪。



…ぅおい!




私「もう結婚してるじゃん!」



一同 大爆笑



男「僕は結婚してるけど、君を2番目の妻にするよ!」

私「嫌だよそんなの」

男「なんで??」


なんでもくそもあるかーーーー!!!!


私「結婚したくないの!」

男「夫いるの?」←今さら

私「いない」

男「子どもいるの?」

私「いない」

男「恋人いるの?」

私「いるよ、日本に」

男「そうか…。じゃあ、その恋人に今晩メールを送ってよ。モザンビークで夫ができたから、別れましょうって」





意味不明。







私「なんで???」

男「だから、恋人にメールを……」

私「違う違う。言葉の意味はわかるけど、あなたの考えがわからない!」

男「僕は君が好きだから、君と結婚したいから、聞いてるの」

私「結婚したくないって!よく知らない相手とは結婚しないよ。モザンビークではこういうふうに結婚するの??」

女「しないわよー!出会って、お互いのことをよく知って、それから結婚するよ」

私「そうなんじゃん!」

男「じゃあ僕のことをよく知るためにデートに行こうよ」

私「あなたとは結婚したくない。なぜならあなたは結婚してるから!」

男「うーん…。そうかわかった、今のは冗談だよ、モザンビークでも妻は一人しかもらえないんだ。」




いや、どないやねーん!!!!




男「でも、もしも、僕が結婚する前に出会っていたら、君と結婚することは可能だった??」

私「可能…だよ…」

男「うん、わかった(納得)」





な  ん  の  確  認  だ






これ、いろんなくだりを、だいぶはしょってブログに書いてますからね……これでも。

伝わってますかね、この堂々巡りな感じ…会話のキャッチボールが成り立ってない感じ…

このあともしばらく、彼との話は続き、周りの同僚女性達は涙流すほど大爆笑しているという状況。


むっっっちゃくっっちゃ疲れた_(┐「ε:)_



そんななか、

信頼度ナンバーワンの私のカウンターパート、オフェーリアは、

私が話の流れを理解できなくて困っていると、

英語で説明してくれたり、

もっとゆっくり話してあげて、と同僚男性に言ったり、

いろいろ私のフォローをしてくれて、、、




あなたが天使か……泣

私はあなたと結婚したい、むしろ…。




この一連の流れを経て、

私は何を聞かれても断る女、

というキャラになってしまいました。


「あなたはいつも断るのね〜笑」

と、同僚女性にいじられる始末…



「今日ウチに遊びに来ない〜?(にやにや)」


私「え……行かないよ…」


「行きたくないんだ〜笑」



(=_=)…



断るキャラなら断るキャラでもいーよもう…

イエスマンやりすぎてつらくなるよりは、人付き合い悪いと言われても、このほうがいいや、実際のところ、、、笑



つーかほんとに、所々、理解できないポインツが多すぎる!
言葉の意味はわかっても、言葉の意図がわからない…。


かくして、

私はまた一つ、モザン人に対して強くなったのであった……


つづく



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