世界観光の日(客ゼロ)(派遣179日目 2018/09/27)
9月27日。今日は世界観光の日、らしいです。
日本は日本独自の祝日や記念日(二十四節気なんかもあるね)が多いから、こういう世界共通の記念日の知名度低いよね〜
ググってみたところ、1970年に世界観光憲章が採択されたことに由来するらしいよ。
…よくわからない。笑
ということで、ここビランクーロでも観光関連のイベントが開催されることになってました!
……なってました(過去形)
1ヶ月くらい前から、カウンターパートのオフェーリアが、「9/27は世界観光の日だから、キャンプ場でイベントがあるよ」と言っていたけど、
「何するの?」って聞いても
「さぁ?知らなーい」という感じ…。
先週の日曜に、公務員総出でキャンプ場の清掃活動したのもこの「世界観光の日」と週末の「海のフェスティバル」に向けて行われたもの。
しかし、
そのイベントの実態がよくわからない。
でもとりあえず会場へ行ってみる。
ちなみに、
なんと、オフェーリアが体調不良で欠勤。(仮病ではなく、まじなやつ)
不安しかない。笑
会場に着くと、
伝統ダンスを踊るグループがいて、
何やら歌い踊っている…。
ここだけ見ると、いい感じにイベント感ありますね。
はい、ではここで、
もう少しカメラをひいて、全体を見てみましょう。
がらーーん。
おや?何やら不穏な感じですね?
では逆サイドにカメラを回してみましょう。
がっらーーーーん。
関係者が日陰で休んでる。
誰も、何が起こるのか、何をすべきか、知らない…。
「なんにもないねー」
「全然準備がなってないねー」
とか言ってる…。
こわ!!!!!((((;゚Д゚))))
ちょっともう、いろいろとツッコミどころがありすぎて!!!
こわいこわいこわい。
一応、「政府」の名のもとにある市役所と経済活動事務所が企画運営すべきイベントなのに、
何一つイベントの体をなしていない…。
とりあえず、音響とテントとダンスグループだけ来てるけど…。
そもそも、
なんの告知もされてないから、
「観光の日」のイベントなのに、観光客がゼロ。
「告知がされてないから誰も来ないねー」
って言ってる人いたけど、じゃあその告知の責任の所在はどこにあったのだろう…??
なんか、
「誰かがやるんでしょ、私はやらないけど」
という人任せの空気がすごい…。
イベントに限らずだけど、モザン公務員による催しや会議って、
「何のために、誰のためにやるのか」
を誰もわかってないから
「やんなきゃいけないらしいからやるけど、工夫してイベントを盛り上げるつもりはないよ。」
という雰囲気がある気がする。
普段の仕事もしかり…。「頑張っても頑張らなくても給料が変わらない」、公務員の安定さの弊害…。
そう考えると、
日本人って、すごいよ…!!
私も日本で、イベントの企画や運営に携わる機会があったんだけど、
「ちゃんと」イベント仕上げるもんね。
どんなに時間なくても、人手が足りなくても、
「イベントを成功させよう!」っていう共通認識のもと、
それぞれが知恵出し合って協力して、頑張るもんね。
日本人すごいわ…。
結局、なーんにもしないまま、ただダンスを見て、おしまい(@_@)
さらに驚いたことに、
こんなグダグダな状況でも誰も怒らない、文句言わない。やれやれって感じで笑ってる(@_@)
ダンスグループも、めちゃめちゃ楽しそうに踊ってる。観客ゼロなのに。
もう、
私の理解の範疇を超えてる…。
イベントとはなんぞや…
観光の日とは、観光とはなんぞや…
嗚呼、それでも、ビランクーロの海は今日も美しい…(遠い目)
なんだか途方もない気持ちになったけど、
ひとまず、ダンス鑑賞を楽しんだ1日でした。笑
こちらはMassesseという伝統ダンスだそうです。
女性たちは歌い、男性たちは腰みのをして片足にマラカスみたいな音が出る道具をつけて、
地面を飛ぶように軽快に踏みつけて、リズムを刻みます。
パワーを感じるとても力強い踊り。
そして、私と数人の関係者のハートをわしづかみにしたダンサーがこちら!
かっわっいっ!!!!♡♡♡
やっと歩きはじめたところなんじゃないかってくらいの歳の子が、
大人に混じって一生懸命踊っている…。
可愛すぎる…。なんという癒やし…。
今日の出来事まるっと全部許してしまうくらいの可愛さ。
これ見れただけでも、会場に来た意味はあった。笑
さて、1年後の観光の日は一体どうなっていることやら…。
乞うご期待!