全国統一市長選挙(派遣192日目 2018/10/10)
今日は、祝日。
なぜかというと、全国統一市長選挙が行われるから!!
平日に選挙を実施して、強制的に祝日にしちゃうって、けっこういいシステムだなぁと思ったり…。
選挙管理委員会も、休み返上で働かなくていいしね。
ということで、私が住むビランクーロでも、市長選挙が行われました。
といっても、私は選挙権がないし、投票所にも行ってないので、その様子はわかりませんが。
約2週間前から、市内全域で選挙活動が始まり、
あちこちで街宣カーが走り回り、
爆音で音楽鳴らし、支持政党の名前を叫びまくるという…
かなりアグレッシブな選挙活動。
地域によっては、支持者の対立が過激化したり、暴動が起きたりするらしく、
JICAからも、むやみに選挙活動の集会や投票所には近づかないように、との指示がありました。
モザンビークにはおもに2つの政党があり、
与党のFRELIMOと野党のRENAMOといいます。
他にも、いくつか小規模な政党はあるようです。
FRELIMOは独立戦争の先頭にたち、独立後は現在に至るまで、一貫して与党の地位を保っています。
こちら、FRELIMOの選挙ポスター。
このポスターをやたらめったら、貼り、配る。正直、資源のムダだと思う…笑
ビランクーロでも、このFRELIMOとRENAMOと、もうひとつマイナー政党の候補が、
市長に立候補した(らしい)んだけど、どんか候補なのか、街で普通に生活してる限りはわからなかった…。
今の市長はFRELIMOらしいけど。
日本みたいに、立候補者の顔写真とか、街頭演説とかない(たぶん)
とにかく、街のあちこちで、みんな爆音で叫び、歌い、紙をばらまく。
その印象しかない。
同僚や市場の人、街の人、みんなここ最近の世間話は選挙のことだったし、
私が聞いた限り、9割がた「投票しに行くよ!」と言っていたので、たぶん日本よりは投票率高いんじゃないかなぁ。
でも中には、
「自分が投票したところで、この国は変わらない。だから選挙には行かない」
と言ってる若者もいました。
ちなみに彼は、
「お金がかかるだけだし、結婚や子どもにも興味ない」
と話す、かなーーーーり貴重な若者でした(@_@)こんな、感覚の若者もいるなんて!と感動した。首都マプト出身らしく、考え方が都市型なのかもしれない…。
投票にあたっては、市民に対して選挙専用のIDカードの作成、配布が行われていて、
そのカードを投票所(各学校)に持っていって身分証明したあとに、
投票する、らしい。
意外とちゃんとしてる…。
けど、たぶん、市街地の人だけだろうな、IDカード持ってるのは。
果たして選挙の結果がどうなったのか、今のところわからないけど、
明日職場に行ったら聞いてみよう。
モザンビークにいる2年間で、選挙期間に関わるなんて貴重だよな〜。
来年は大統領選挙があるらしい…ちょっと怖いけど…どんな雰囲気になるのか、興味はあるなぁ〜。