ゆるモザ日記。

青年海外協力隊を終えて、再びモザンビークにて就職。ゆるく、楽しく、自分らしく。

絶対借りたい女vs絶対貸したくない女(派遣423日目 2019/05/29)

久々にやって参りました。

同僚OLとのバトルの時間です。




今朝の事務所内でのこと。


同僚A(お金を借りたい・私と違う部署)
同僚B(同僚Aの味方・私と同じ部署)
オフェーリア(信頼のカウンターパート)

以上4名の登場人物で進みます。

身も蓋もない言い方をすれば、同僚AとBはちょっと苦手なOL。

あなたのパソコンちょうだい、時計ちょうだい、しょっちょう言われる。

10円、20円のレベルで私からお金を借りては、返してこない。

その他もろもろ、何かにつけてつっかかってくる。

ちなみに一緒に仕事をしたことはない。



尚、( )内は私の心の声です。






朝、事務所に行くと、

同僚AとBが何やらコソコソやっている。

嫌な予感しかない。

私に近づいてくる同僚A。


A「ちょっとお願いがあるんだけど」

私「うん?」(この時点で断りたい)

A「ちょっとした問題があって、ある人にお金を払わなきゃいけないのよ」

私「はい」(でたーーーーーーー)

A「3000メティカル必要なんだけど、1000メティカルを貸してくれない?」

私「よく知らない人にお金は貸したくないんだけど」(同僚Aが誰かにお金を渡すつもりなのか?)

A「あなたは私のことを知らないわけ?あなたの同僚よ??」

私「知ってるよ」(めんどくさ!)
「何のために必要なの?」

A「娘の学校のことで」

私「私は貸したくないよ…」(はっきり言ったるわ!)

A・B (はぁー?!(゚Д゚)って顔)

A「あなたは困ってる同僚を助けたくないの?!」

B「助けなさいよー」

(うわーーー徒党組んで来やがった)

私「なんで他の同僚には聞かないの?なんで私なの?」

A「オフェーリアにも聞いたわよ!でも彼女はお金がないらしいのよ」

オフェ(スマホいじり中)

(くぁーーー!オフェーリアうまく逃げてるーーー!!私も最初からお金ないって言えばよかったーーー!!)

私「私だってお金ないよ」

A「そうじゃないでしょー。あなたはさっき『貸したくない』って言ったじゃない。だからお金がないってことじゃないでしょ」

(こういう時ばっかり人の話ちゃんと聞いてる、、、本当に揚げ足取るのうまい、、、)

私「私はあなたのこと信用してない」

(言ったった…!日本人相手なら絶対チョイスしないキツい言い方!

A・B (こいつマジか(゚Д゚)みたいな顔)


A「いい?お金をあげるんじゃなくて、貸すのよ?あげる、じゃない。貸す。貸すってのは、あとでちゃんと返す、ってことなの」

(わかってるよ、単語の意味は!!)

私「じゃあ、いつ返してくれるの?」

A・B(はぁーーーー?!(゚Д゚)って顔)

B「ちょっとー、オフェーリアもAを助けてあげてよーー、なんとか言ってよーー」

オフェ(スマホいじり中。やれやれ…みたいな顔)

(オフェーリアーーー!!私を!!私を助けてよ!!!(´Д`))

A「来週返すよ」

私「来週のいつよ?!」

A・B(こいつ細けぇな…みたいな顔)

A「15日に返すよ」

(来週じゃねぇーーーー!!)

私「15日って土曜だけど。どうやって返すの?」

A「じゃあ17日。ちゃんと返すから」

B「私とオフェーリアが証人になるわ」

オフェ「うん、ちゃんと見てるから。返す時も見るから」

(負けた……負けたよ……)

私「はいどうぞ」

A (パッとお札をかっさる)
「はい、見て。みんなに見せるから、はい、これ、1000メティカル、借 り ま し た」

B「ね、私達が証人になったから」





(ありがとう、の一言すらねぇ。。。)






モヤモヤするーーーーーーー!!!!

いや、

正直、1000メティカル(約2000円)という金額は大した事ない。

本当に困ってるんだろうし、

返す気もたぶんちゃんとある、

だろうから貸すよ?!別に貸しますよ…。





でも…








なんで、借りるほうが優勢?!!

借りるほうが上から目線?!!

貸さない私が心狭い人間みたいになるのはなぜ?!!!

そもそも、普段はたいして私と絡まないのに、こういう時ばかり近づいてくるのは不信感しかない!!






モヤァァヽ(`Д´)ノ






そして、

事の顛末の全てを、家庭教師ディオカシアに愚痴る。

でも、ディオカシアは信心深い優しい子なので、

『困った人がいたら助けるのが当たり前じゃない』

って言うんだろうなぁ…と、モザンOLサイドの意見だろうなぁ…と思っていました。





ところが




ディオ「はぁ…あなたが貸したくないって気持ちわかるわ。貸したお金が返ってこないってことも起こりうるからね…。お金の貸し借りはいろんな問題を引き起こすから、そもそも悪いことよ。あまりするべきじゃない。でも人によっては、そういうことをしてしまう人もいるから」


と。


え!

まさかの、日本人的考え。。。


ディオ「私はあまりお金を借りるってしたくない。あなたに授業料の前借りをお願いすることがあるけど、それもとても心苦しい。お金を借りると、そのことばかり考えることになって、よくない」



わーーーー

こんなに共感してくれるとは思わなかった…



ディオ「でも、その同僚はきっと返すわよ。証人もいるんでしょ?だから、返してくれるって。」


そうだよね、たぶん大丈夫でしょう…





おそらく、

ディオカシアが私にお金を借りたとしたら、

こんなにモヤっとはしなかった。

これまでの信頼関係があるし、

「申し訳ないんだけど」と言いながら頼んで、

借りたらちゃんと「ありがとう」とお礼を言ってくれるから。



ほんと人間関係って、

日々のコミュニケーションの積み重ねですね。




モザンビークでは「困ったら助け合う」というのが当たり前だから、

困ってる人を拒否した私のほうが、

異文化を理解しない柔軟性のない人間なんでしょう。

でも、

この違和感は当然だし、

私はこれからもこういうことがあったら、

二つ返事ではOKしないと思う。

ちゃんと自分が納得するまで、要望を聞いて、返却期限なんかの条件も確認したい。

たとえ、彼女たちに煙たがられようが!
(絶対、カゲグチ言われてるけどな!)

そんな私のちっさな抵抗を見て、

お金の貸し借りに関しての認識が文化によって(人によって)違うんだなー

と感じてほしい…




まぁ、感じないんだろうな…笑



でも、こういうモヤモヤを経験するごとに、

私は私で、言いたいことをちゃんと言えるようになってきた気がする。




モヤモヤ損にならないように、

今回のバトルの経験値は、

きちんとレベルアップに使わせていただきます。




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明日は海でも眺めに行くか…笑






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