挑戦を止めるな（派遣688日目 2020/02/18）
通称:チョペリスタ。
今日はそんなチョペリスタ連中のうちの1人、
パウロ兄やんのお話。
今日、パウロに私が作ったガイドブックを渡したら、
いつにもまして真剣な表情で語り始めた。
ちなみに、パウロ兄やんは、
かなりの早口×おしゃべり、
そしてお調子者。
でも、
英語もできてガイド業もできて、
運転手の仕事もマジメにこなす、
できる奴。（と、私は思っている）
そのパウロが、
語ることには、
このガイドブックを生かして、
もっとでかいこと、もっと稼げることを
しよーぜ！
と。
まず、私自身のウェブサイトを作る。
ガイドブックに、そのウェブサイトへ誘導するリンクを載せる。
観光客がウェブサイトへアクセスすると、
ビランクーロの全情報が閲覧できる。
そして、
Googleのサービスを利用して、
ガイドブックからアクセスすると、
広告料がはいる仕組みにする。と。
「いやいや、私のウェブサイトってどういうこと？まずは会社作らなきゃだめだよ。難しいよ」
と私が言うと、
「そうだよ、会社を作るんだよ！」
と、パウロ。
ガイドブックを作って、
既に私はビランクーロの観光のことを把握してるし、
チョペリスタ達のこともわかってるから、
チョペリスタ達を組織して観光ガイド業ができるようにするんだ。
と。
「いやいやいや、難しいって！私もう日本に帰るし！」
と言うと、
「そうだよ！難しいよ！とても困難なことだけど、そうやって挑戦していかないと、いいものはできないだろ？！」
「君はこういう仕事ができるんだし、ビランクーロのことが好きで、ここにまた来たいと思ってるんなら、やれるよ！」
と、パウロ。
……
言うじゃねぇか…笑
昨日よりも今日、
今日よりも明日、
難しいことにチャレンジしていくこと、
困難に向かっていくこと、
それが良い人生だ、
と。
（ポル語の理解力の問題で、ちょっとニュアンス違うかもしれないけど、大体こんなこと言ってた）
ビランクーロで現実的に観光ビジネスをする、しない、は置いといても、
この考え方には、
感心した。
簡単なことばかり、
与えられたことばかり、
やっていたら、
疲れるだけだ、
と。
……
言うじゃねぇか…パウロよ…
普段、バカ話しかしてこないパウロ兄やんに、
まんまと人生を説かれる私…。
そしてこの時、
ずっと不思議に思っていたことが、
私の中で、解明されました。
パウロのチョペラの車体には、
ある言葉がデコられているのですが、
O dia mais fácil foi ontem.
（より簡単な日は昨日だった）※直訳
という言葉。
初めてこれを見た時からずっと、
「どーゆーこと？？？」
となっていたんだけど、
やっとつながった。
パウロの信条としてる言葉だったんだな。
"昨日は簡単な（イージーな）日だった。
今日は困難な日だ。
けどそれはつまり、自分が成長しているということだ。"
ってこと。たぶん。
すげーな、パウロ。
向上心、すごい。
ブレない心、すごい。
モザン人ってたまにこういう名言めいたことをぽろっと言うよなぁ。
「自分はこうだ！！」
っていう頑固さというか、自我の強さがあって、
たいていの場合それは、
融通きかなくてめんどくさいし、相手の意見聞かなくて嫌になるんだが…笑
逆にいえば、
ちゃんと自分の芯があるってことよね。
私は割と、芯がぶれぶれで、
周りに流されやすいところもあるから、
多少強引でも、
「自分はこうなんだ！」
「これをやりたいんだ！」
と、言い切れる人が、
うらやましい。
挑戦する前から、
「無理だ」「できない」「時間がない」
って、考えもせずに応えるなんて、
つまんない大人になってるなぁ、私。笑
ちょうど、
協力隊としての2年間が終わろうとしている今、
「次のステージに向けて挑戦することをやめない」
というのは、
私に必要な言葉なのかもしれない…。
「日本帰ったらしばらくのんびりしよ〜へへへ〜( ´∀｀)」
なんて考えてたよ、ふつーに。笑
このやろー
パウロに1本とられたわー
ムカつくわーーーー笑
彼はまだまだ夢を語りたいらしく、
「今度時間とってゆっくり話そう！」
と言ってきたので、近々、話を聞くかもしれない。
こういうおもしろい話を振ってきたら、誘いにものるっつーのよ。
その他のモザ男たちよ…。
「会いたい」「話したい」
だけじゃ、ダメよ…。
…自分、うざ。何様。笑
話が逸れましたが…
思いもよらぬところで、
フッと、
自分に必要な言葉が降ってくることがあって、
サッと、
目の前が明るくなるような、
そんな気持ち。
ありがとうパウロ。
忘れないように、ブログに書いたよ。
で、
パウロの写真1枚もないから、
帰る前に撮りたいなー
