ゆるモザ日記。

青年海外協力隊を終えて、再びモザンビークにて就職。ゆるく、楽しく、自分らしく。

靴屋さんの話。女の子の話。(派遣111日目 2018/7/21)

ちょっと前に、こっちで買ったサンダルのストラップ部分がとれて壊れてしまいました。

同僚に
靴屋さんに直してもらいなよ!」
と言われ、靴屋さんへ。

靴屋さん、といっても、

おじちゃんが道端に座ってるだけ。



なかなか見つからなくて、

やっと見つけた時は、

レアポケモンに出会えたみたいな嬉しさがありましたね。うん。



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私のサンダルを直しているおじちゃん。


きり、みたいな、アイスピック、みたいな道具と糸を使って、

ものの3分ほどで直っちゃった!!

すごー!!!

「お代はいくら??」

と聞いたら、

「もってきな!」

と言われた。



かっけぇ!!!

職人、かっけぇ!!!!




この程度なら、誰に対してもタダなのか、私に特別対応してくれたのか、はわからないけど、

靴屋さんの心意気に感動した。





それから、





町を歩いていたら、8歳くらいの女の子とその弟が、私に

「ニーハオ!」

と言ってきた。

いつものことだけど、

「私は日本人だよ〜!コンニチハ〜!」

と答えて、

そしたらそのまましばらくついてきて、


何してるの〜?
どこ行くの〜?
兄妹なの〜?


みたいな、世間話をして。




そしたら、




1台のトラックが前から向かってきて、

私の横を通り過ぎる瞬間、

女の子が、

グッと、

私をトラックから離れるように自分の方へ引き寄せた。



そこまで危ないわけじゃなかったけど、

私がトラックとぶつからないように、

とっさに手を動かしてくれた。


「ありがとう」

と言うと、


「どういたしまして」

って笑って、


そのまま違う方向へ

「チャオ〜」

と行ってしまった。







私が、8歳だったとして、


見知らぬ外国人と歩いていて、


危ないからと、


手を引いて車を避けさせるだろうか。






たぶんだけど、

その子はそうやって、

弟の面倒もみているんだろうな。



弟が危ない目に遭いそうになった時に、いつも守っていたんだろうな。



だから、

こういうとっさの時でも、手が動く。





人間、どんなに頭ではわかっていても、なかなか体が動かないって時が多い。





ちょっと話が飛躍するけど、


災害時や、緊急時、困っている人にためらうことなく、スッと手を差しのべることができる人は、

普段から周りの人に、気を配っている人だと思う。




その女の子は、

幼いながらも、周りにスッと手を差しのべることができる、しっかりした子だなぁ、と思った。




モザンビーク人の、ふとした優しさや、思いやり、懐の深さ、に気付かされる今日このごろ。


イラっとすることもあるけど笑


こういう部分にも目を向けて、心に留めておくようにしよう。


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