英雄の日(派遣307日目 2019/02/03)
今日、2月3日はモザンビークの祝日。
O Dia dos Heróis(英雄の日)です。
ググってみると、
1969年2月3日に、独立戦争を主導していたエドワルド・モンドラーニ(モザンビーク解放戦線FRELIMOの創設者)が、暗殺された日。
だそうです。
モザンビークの祝日はどれも、
独立戦争、その後の内戦と紐づいていて、
祝日を迎えるたびそれらの歴史に思いを馳せるきっかけになります。
日本でも、
終戦の日、原爆投下の日、沖縄返還の日、などの過去の大戦の記録、
毎年、各種報道がされるけれど、
私は必要なことだと思います。
人は忘れる生き物だから、
そして過去の人々の生き様は尊く、
歴史は今に通じているから、
こうやって何かをきっかけにして、思い出し、考えることはとても大切だと思います。
モザンビークは、
独立戦争、内戦をリアルに知る世代がまだ多い国。
きっとこれから、戦争の歴史はどんどん過去のものになるんだろうけれど、
こういった祝日をきっかけにするなりして、
未来の子どもたちにまで、歴史を伝えていけたらいいんじゃないかなぁ。
と、おこがましくもそんなことを考えたり…。
今日は、散歩がてら市場に買い物に行き、
おばちゃんやら知り合いやらとおしゃべりし、
自炊してご飯を食べて、
涼しい風に吹かれながら昼寝。
なんて平和。
勉強はおやすみしてひたすら自分を甘やかしてみました。
なんて平和。
のんびりしたビランクーロで生活していると「平和だなぁ…」と、よく口に出してしまう。
そんな平和を感じられること、
感謝しつつ。
そんな英雄の日。
モザンビークの祝日は歴史を考える日。
写真は夕暮れの街角。
日本人発見!!(派遣306日目 2019/02/02)
モザンの小学生用の教科書を使ってポル語の勉強中、
テキストに日本人がでてきた!!
イギリスのインターナショナルスクール(?)みたいな所が舞台で、
生徒たちの他愛もない会話が続くだけの話なんだけど、
その生徒の中に日本人がいるー!!
Toshiroって名前ででてくるぅー!!
ほとんどのモザン人が日本を中国の一部だと思ってるのに、教科書に日本人が登場するってどういうこと??
びっくり!!!
どうすかこの、Toshiroの顔!
そ、そんなに目の細さと肌の黄色さ強調しなくても…笑
でも、他の生徒に比べてきちんと足揃えて座ってる感じとか、なんか日本人らしくしてるのかもしれない…
ってか、Toshiroって名前のセンス!
なかなかないよ、Toshiroは。
ちなみに、テキスト中で、
ある子がToshiroのことを間違って
「Toshiba!」
と呼びかけてしまい、
(いや、どんな間違い方だ、家電か)
「ごめんよ。でも君たち日本人の名前は複雑で難しいよ!」
と言うシーンがあります。
これな。
モザン人あるある。自分の非を認めない、相手のせいにする。笑
名前が難しいのが悪いんだ!っていう笑
ほんっと、イラッとするんだよこれ系ー。
「病気のせいで……バスが遅れて……お金が無くて……忙しくて…」
言い訳と揚げ足取りがマジうまいモザン人!!ヽ(`Д´)ノ
リアルに再現できてるじゃねぇか、教科書よ…。
さらに、
Toshiroが他の子のためにパソコンを使って作業してくれる、
みたいな描写もあり、
(いやToshiroいいように使われてないか?)
「日本ではちっちゃい頃からパソコン使って遊ぶんでしょ」
と言われていたり。
「Toshiroは"細い目"をまばたきさせて」
と表現されていたり。
なんかちょいちょいディスられてるような…笑
まぁでも、外国人から日本人がどう見られてるか、って考えるの面白いよね。
日本にいたらなかなか知ることができない、
外から見た日本人のイメージ。
そういう「イメージ」「印象」ってどこからやってくるんだろうね??
いつからその人の中に創り出されるんだろうね??
国民性、は確かに存在すると思うけど、
大事なのは、個性、だよね。
私も、モザン人あるある、とか散々言っちゃってますが笑
国民性も、個性も、理解していくことが必要だなぁと。
で、ビランクーロの人たちにとっては、
日本人=私
なわけで、
私が言うことやることが、
「日本人はこういうことを言ってた!やってた!」
となってしまうわけで。
なるべくいい印象を与えられたらいいなぁ笑
一人でも多くの人に、正しく日本のことを知ってもらえたらいいなぁ。
ふしぎなきのみ(派遣305日目 2019/02/01)
モザン人あるある、かもしれない一コマ。
市場のおばちゃんとの会話。
私「今日はポル語の授業なんだー!」
おば「へぇ〜どこで?」
私「私の家に先生が来て、教えてくれるんだー」
おば「へぇ〜。先生って誰?なんて名前?」
私(え…知り合いの可能性あるの…?)
私「ディオカシアっていう名前だよ」
おば「ディオカシア………知らないわねぇ……(´・ω・`)」
………でしょうね!!!!!(゚Д゚)
いや、ビランクーロがいくら田舎だっつったって、市街地周辺に数万人住んでるわけで…
教育関係者でもない限り、知らないでしょ、普通…!
でも、頑なに、みんな名前を知りたがる…なんなの……。
はい。
市場をてくてく歩いていたら…
仲良くしてるおばちゃんとこに、見慣れないものが…!!!
キニナル!!
遠目で見てマンゴーかと思ったけど、
マンゴーよりも、
「悪魔の実」感が強い……
おばちゃん、これなぁに??
「これは『森のフルーツ』だよ」
えぇぇぇぇ(゚Д゚)
めっちゃファンタジーな名前ですけどーーーー
私「何それ?!見たことない!!」
おば「笑 マサラに似たフルーツだよ」
ご、ごめん…
マサラが何かわかんない、まず…(・・;
おば「食べてみる?」
私「うん!!」
…………!!!!
私「何これ!!!!」
おば「笑」
私「あ、でも美味しい!買うよ!」
ということで、買いました。
1山20円。
中身はこんなん。
なんて説明したらいいのかなぁ〜〜
柿の、種の周りのどぅるどぅるした部分に、マンゴーの繊維質な部分を合わせた感じ。
味は、めっちゃ酸っぱいマンゴー。
わからんけど、ビタミンCが多そうな味。
柿みたいな種があるんだけど、
どんだけ舐めても、周りの果肉が無くならない、不思議なフルーツ…
噛んでも果肉が噛みきれない、不思議なフルーツ…
だから、ガムみたいにいつまでも口の中に残ってる。
現地語で、
モフンゴ、
っていうらしい。
でも、このあと家庭教師のディオカシアに見せたら、知らなかった笑
現地人すら知らない、未知のフルーツが存在する国モザンビーク…。
さすがだ…。
しっかし、
私の、
このフルーツを見つけて、
話を聞いて、
試食して、
って一連の流れ、カメラ回しとけばよかったってくらい、いいリアクションしてたわ〜〜笑
ミステリーハンターいけるかもしれないわ(゜-゜)
こういう冒険感があるモザンビークの暮らし、好き!!( ´∀`)
日々の発見、日々の楽しみ、
協力隊生活の醍醐味ですね!!!
断水?あ、了解でーす。(派遣304日目 2019/01/31)
昨日に引き続き、なぜか私が研修生を引き連れて、ホテルを訪問。
研修生→事務所でやることないから、暇つぶしになる。ビランクーロの観光事情を知れる。
私→研修生が通訳してくれる。話し相手になってくれる。
ていうウィンウィンな感じなので、
結果とても充実した1日になっております。
今日は、以前からおせわになっているカルロスといろいろお話。
先輩ボランティアが作ったココナッツ石鹸の販売について相談したんだけど…
うーーーん…
なかなかスムーズにはいかず…
うーーーん…
別に断られたわけじゃないんだけど、なかなか壁にぶつかっている…
うーーーん…
私にもっと語学力(≒交渉力)があればなぁ…
そのあとは、カルロスと研修生たちが、
カルロスは将来、ビランクーロの観光をこんなふうにしたい!とか、
すごく興味深い話をしてたんだけど、
案の定あまり理解できず…
そりゃ、ぽんぽん会話できる相手と話したほうが盛り上がるから、
カルロスと研修生でぽんぽん会話が弾むし、
ずんずん置いてかれる私…
気持ちもずんずん↓↓↓
_(┐「ε:)_
私はもっともっとみんなといろんな話がしたいんだーーーーー
もっともっといろんな話を聞きたいんだーーーーー
うわーーーー(ザッパーン)
※崖から海に向かって叫ぶイメージ
こんなブログばっかかい〜
でもこんな日ばっかなんだい〜
一歩ずつ、一歩ずつ、
三歩進んで二歩下がりつつ、
頑張ります、、、
ちなみに、
昨日の朝から今日の夕方まで、
断水しておりました、、、
理由はポンプの故障。
でも、大家さんと工事の人が迅速に対応(モザンでは珍しい!)をしてくれたので、
1日半の断水ですみました〜\(^o^)/
いやでも、1日半の断水くらいじゃ全く動じなくなったよね笑
ちょっとテンションは下がるけど。
普通に受け入れてたもん。
「はいはい、断水ねー」って。
トイレもお風呂も、貯めてた水と桶があればなんの問題もなく、できたし。
水と電気のありがたみをわかる。
断水と停電にもちゃんと備えて対応できる。
これは、日本に持って帰れる財産かもしれないなぁ〜笑
私だけじゃなく、隊員みんなそうやってたくましくなるんだろうけどね!
今日もアフリカでたくましく生きております…
研修生を引き連れて(派遣303日目 2019/01/30)
たびたびうちの職場にはインターンの学生がやってくるんだけど、
今も二人、観光課で研修するために毎日事務所に来ている。
が、
事務所唯一の観光課職員であるオフェーリア、休暇中。
インターン学生、やることなし。
えええええ(@_@)
ってまぁ、今に始まったことじゃないけど…。ほんとこのインターン制度、どうなってんの…。
少なくとも、ウチの事務所の観光課は、やることあんまりないんだから、受け入れるのやめなよ…。
てか、事前に観光担当が休暇かどうかくらい確認しとけぃ…。
担当がいないならいないで、他の職員たちも、彼らにかまってあげなよ…。
学生「私達やることが何にもないの!!だから、あなたと一緒に仕事させて!」
と、私に言ってくる学生。
おお。珍しくやる気がある学生…!
ということで、
一緒にホテルを訪問して、
ウェブページ制作の作業をしてきたよーー!!!!
なんでボランティアの私が研修生引き連れてるんだ…笑
こちらは仕事後のランチの一コマ。
ウェブコンテンツを持ってないホテルの広報宣伝をお手伝いしよう!
ということで、
前回、観光案内所のウェブページを作ったのと同じ要領で、
Googleマイビジネスを使って、
ページ作りをしました。
こちらの、Hotel Bernna。
オーナーはモザン人のおじちゃんで、
パソコンについてはサッパリ!
という感じなので、お手伝いすることに。
今日は、完成まではいかなかったけど、まずまずの進み具合い(^_^)/
一歩前進できてよかった〜。
結果、研修生たちが私の思いをポルトガル語でオーナーに通訳してくれて、
とても助かったー!!
なんだろ、やっぱり若い世代はウェブに対しての知識があるし、飲み込みも早いから、
こちらの意図をきちんと汲んでくれる。
ありがたかったー!
研修生の二人は、日本についても興味津々で(中国と一緒でしょ、とか言わない。ちゃんと私の話を聞いてくれる!!)
おしゃべりも楽しかったなー。
観光の仕事に就きたいけど、
モザンビークでは仕事を見つけるのが大変なんだってさ。
やる気のある若者がのびのび働ける国になったらいいねぇ。。
はぁーーー
朝から家のポンプが壊れて断水して、
今もまだ復旧せず、
憂鬱MAXだけど、
まぁ、
なんとかなるでしょう!
週後半もがんばろ。
いいことだけ思い出せ(派遣302日目 2019/01/29)
やはり、モザンOL達といまいちウマが合わない……
「他のボランティアが、活動でココナッツ石鹸を作ったんだよ〜」
って話をした時に
モザOL「あなたは何を作るのー?」
私「観光マップ作ったじゃんー」
モザOL「それだけ?!!」
私「ウェブサイトも作ったしー」
モザOL「それだけ?!!!」
と、言われる。
…んー(=_=)
いや、文字にすると、そんなに伝わらないんだけど…
真顔で責めるように言ってくるもんだから、
『他のボランティアはいろんなものを作れるのに、あなたは何にもできないのね!!』
的に聞こえてきてしまう…(半分被害妄想)
やっぱりね、物質的に何かを作り出したり、
目に見えた成果、利益、がないと喜んでくれないんだろうね、、、こっちの人たちは、、、いや日本も同じか、、。
これだけじゃなくて、
未だにポル語を聞き返したりすると、うんざりした顔されるし、、、モザンOLに。
(´Д`)ハァ…
少し凹む。
…なんかデジャブじゃない??
このブログ。
絶対前もこんなん書いたって!!笑
同じことを繰り返し、
同じ場所でぐるぐる回っております…
すごく身内的な話をしてしまうと、
今後、2年の任期を終えた時に、事務所にて「活動報告」をしなきゃいけないんだけど、
絶対、
『それしかやってないの?』
『もっと(金銭的に)利益がなかったの?』
『もっと(物質的に)何かくれないの?』
みたいなこと言われそーーーー(´Д`)
だって、
私事務所で活動してないもの!!!(゚Д゚)開き直り。
活動報告、事務所向けにやんなきゃいけなくて、その様子をJICAが見るんだよなーーー
イヤだなぁそれ。笑
まー、今から考えててもしょうがないけどさ、、、
なーんて、
もやもやしながら、
観光案内所のジョーナスおじちゃんに会いに行ったら、
先日作成したホームページを喜んでくれて、
御礼にココナッツをご馳走してくれた!!
ココナッツウォーターを飲んで、
実をすくって食べる。うまー。
ジョーナスは、私が無償でいろいろ仕事してることが気にかかるみたいで、
それでココナッツくれたっぽい。
そんな小さな優しさがうれしいね(^^)
ほっこり。
あと、
市場で仲良くしてるおねーちゃんに久々に会って、
お互い嬉しくてハグして、
ほっこり。
市場のおばちゃん達とガキンチョ達に現地語で話したら、
大爆笑をかっさらって、
ほっこり。
おしゃべりブラザーズやエディナと楽しくおしゃべりして、
ほっこり。
そうやって今日も平和に過ぎていくのでした…。
うん、平和だ…。
平和なことだけ考えよう…。
こういう時にいっつも思い出す、歌のワンフレーズがあります。
♪もし自信をなくして くじけそうになったら いいことだけ いいことだけ 思い出せ♪
『アンパンマンたいそう』
の1節。
サビは「アンパンマンは君っさー!!」ってやつ。
…いい歌だ。
いいよね、アンパンマン。
そうそう、いいことだけ考えてたらいいんだよ( ´∀`)
ついでに、あんパン食べたいな…。
昨日お邪魔したアントーニア宅のにゃんこ。
平和だ…。
名前は、パントゥーファ。むずっ。名前むずっ。
大好きモザン家庭料理(派遣301日目 2019/01/28)
午前中だけ職場に顔を出した後、
昨日に引き続き、マプトからきたモザンの母、ツジーニャと会ったよ〜!
腹立つ顔してんな〜私。笑
ツジーニャの兄弟の奥さん、アントーニア宅にて、一緒にご飯。
(昨日のブログで、ツジーニャの旦那さんの姉妹って書いたんだけど間違いでした!!"義姉妹"の認識ミス!)
アントーニアはビランクーロに住んでいて、
私の自宅から割と近いところにお家があった!
これから、ちょくちょくお邪魔しに行くかもしれないなー!
モザン家庭料理を頂く。
こちらの写真は、モザン流のスープ。
野菜と肉の旨味がぎゅっと詰まってておいしーい!!
からの、
こちらのプレートは、
サラダ
チキン
シマ※アフリカの国々でよく食べられてるトウモロコシの粉を練った主食
味付きご飯
サラダの横に見える
柴漬けみたいなやつは、ビーツのサラダ。うまい!
で、
味付きご飯がめちゃくちゃ美味しかったーー!!(*゚∀゚)
海辺の町ビランクーロらしく、貝が入った、炊き込みご飯!!!
貝の旨味ぃーーーー!!!
当然、おかわりしましたm(_ _)m
久々にモザン家庭料理を食べたんだけど、
本当に美味しいし、私はモザン料理大好きだなぁ〜〜
将来、日本へ帰国したら、恋しくなっちゃうかもしれない……
ご飯を食べたあと、フルーツもでてきたよー
種がプチプチした食感で、南国の味がして、美味!!
そして、
このあと未知のフルーツに出会うことに…
まずはこちら。
ピタンガ、というフルーツ。木の実。
見た目も独特だけど、味も独特だった…。
柑橘っぽいんだけど、
どことなくスパイシー…
クミンとかウコンとかカルダモンとか、そのへんに似たスパイシーな後味…
初体験…。
からの、もひとつ!
マフーラ、という木の実。
最近、市場でよく見かけて、気になってたんだよねーーこれ。
食べてみる。
oh...
変な味...
適切な表現かどうかわからないけど、
墨汁みたいな風味がする笑
(墨汁の味なんて知らないけど!!)
このマフーラを食べると、快眠できるらしい…。
ツジーニャ一人でめっちゃ食べてた…。
そんなこんなで、楽しくおしゃべりしながら、
美味しく食べて、呑んで、
良い昼下り、からの夕暮れ、
を過ごしました!!
ツジーニャは安定のほろ酔いで、
「次はいつマプトにくるの??」
って、10回くらい聞かれた。笑
仲良く接してくれる人たちがいるって、
ありがたいことだな〜(^_^)
普段、ひとりぼっちだから尚更嬉しい。
近所の飲み屋にも行って、さらに呑む。笑
そして、この写真のツジーニャきわどいよ…!!!グラスがあってよかったよ!!!笑