お金を貸してと言われて(派遣71日目 2018/6/11)
「100mt(メティカル)貸してくれない?後で返すから。」
と、言われた。
でたーーーーーー
また来てしまったかぁーこの類いのお願い…
今日、お願いされたのは、同じ敷地内に住むお手伝いさん。(たぶん20代前半くらいの男性)
お手伝いさんは、大家さんと私の家に入ってくれていて、週1回の掃除や洗濯など、いろんなことをやってくれてとても助かる。
仕事っぷりはとっても丁寧で、私も信頼して掃除をお願いしてる!(でも、寝室は鍵かけてる。念の為。)
そんな彼に、今日、「お金を貸してほしい」と言われて、
ちょっと困ってしまったのと、
なんだか残念な気持ちになってしまった。
その場で、「お金は貸せないよ」と断ったものの…
なんだろう。
このモヤモヤした気持ちは…
金額的には日本円にして約200円。たいしたことないのです。
でも…
「ここでOKしたら、これから2年間ことあるごとに頼まれるんじゃないか?」
「貸したお金は返ってこないんじゃないか?」
なんて考えてしまって、もし、そうなったら、とても嫌な気持ちになるなぁと思い、断りました。彼は残念そうな顔してたけど…
それにしても、なんで「お金」が関わった瞬間に、その人に対しての信頼や信用までグラついてしまうんだろう…
なんで、「残念な気持ち」になっちゃったんだろう…
日本人の私には、ある種のモラルが備わっていて、
「信頼はお金じゃ買えない」
「友情や愛情はお金に代えられない」
「お金の貸し借りをするのは、本当の友達じゃない」
「金の切れ目が縁の切れ目」
などなど。そんな価値観を当たり前のように持っていて。
だから、
お金の貸し借りが発生する=友情関係、信頼関係が崩れる、
みたいに想像してしまって、残念な気持ちになるんだと思う…
でも、その価値観も、絶対じゃないし世界共通でもないし、正解でもない。と思う。
もしかしたらお手伝いさんは、本当にお金に困っていて、きちんと返金するつもりで、私を「信頼」していたから、お願いしたのかもしれないし。
そもそも、もっと軽いノリで、試しに、聞いてみただけかもしれないし。笑
「あ、お金の話だ!断ろう!」と、条件反射のように、毛嫌いしてしまうのもどうなの?と思うし。
でも、お金の問題でイヤな気持ちになるのも嫌だし。
…あ、これ、出口ないやつだ。ループするタイプの考えごとだ。笑
うーん。
今後同じようなことをお願いされたら、どうするか。
やっぱり、基本はお金は貸さない!
でも、
何のために使うのか、いつまでに返すのか、がハッキリしていて、
かつ、
それまでの私との関係で「この人は信頼できる人だ」と感じる人だったら、
お金を貸してもいいことにする!
とりあえず、そういうことにしてみよう。
こういうことに出くわすたびにモヤモヤするんだろうけど、このモヤモヤも異文化理解、他者理解だと思って、存分にモヤモヤしようと思います。笑
と、ここまで考えて、、、
お手伝いさんには「次回の掃除代から差し引いて、貸すならいいよ」ってやり方があったんじゃないか、って気づいてしまった。
うわー…丸くおさまったかもしれなかったー…
気づくの遅かったー…
散々悩んだのにー…笑
お金の問題は、難しいね!
写真はモザンビークのお金、メティカル。500メティカル紙幣。
ちなみにこの男の人は、モザンビークの初代大統領。