観光ツアー!(派遣70日目 2018/6/10)
昨日土曜日は、清掃活動のあと、ビランクーロ市街地の観光をしました!
同僚オフェーリアを通じて、旅行代理店Vilatourのガイドツアーを予約してもらいました(オフェーリアありがとう(T_T))
Vilatourという所は、数年前にJICAのプロジェクトに参加していて、JICAスポンサードによる研修や旅行誌作成などを既に実施済。
つまり、日本仕込みの観光ツアーを実践しているところ!
かつ、ちょうど1週間前に私が会った、ホテルのオーナー、カルロスさんが経営している旅行代理店!!
おぉ〜。なんか、いろいろ繋がってきて嬉しい…。いずれはこのVilatourとも仕事したい!
ホームページはこちら。これまた、とても良くできてるホームページ。
さて、
ガイドツアーは、ガイドさんがチョペラ(3輪タクシー)を運転しながら、市内を案内してくれます。正味2時間ちょっとのプチツアー。
ガイドのイザックさん。英語もできる!すばらすぃ。
まずは地元のダンスグループによる、ビランクーロの伝統的なダンスを見学させてもらいました(ガイドツアーのために準備してくれたらしい…恐縮…)
力強い打楽器のリズムに合わせて、躍動感溢れるダンス!
というか、腰の動きがハンパないー!!(゜゜)10歳くらいの子も、クイックイッて腰が動いてて、くぎ付け。
こう、なんていうんだろ、上半身はブレずに、腰だけが前後左右に動くのよ…うまく説明できないけど。
こちらも、伝統的ダンス。「血が騒ぐ」という表現がぴったりというか、体全体、細胞ひとつひとつが踊ってる!!って感じは、さすがアフリカだなぁと。とても貴重なものを見られました。街にはたくさんのグループがあって、大会とかもあるみたい。いろいろ見てみたいなぁー。
その次は、チョペラに乗って町中へ。
といっても、職場の近くなので特に真新しくは無く…笑
でも!イザックさんがいろんなビランクーロ豆知識を教えてくれて飽きなかった!
例えば、
これは職場のすぐ近くにある教会。毎日見てたけど、ビランクーロで1番古い教会なんだって!1949年に建築されたとか…
約70年前!!すご!!石造りって丈夫なんだなぁ。
と、同時に、ポルトガルによる統治があったからこそ、西洋風の建築物だったり、広い道路や整備された街並みだったりが創り上げられていったんだなぁと、改めて。
ビランクーロにある大きな建築物は、ポルトガル人の実業家Joaquim Alvesがその多くを建てたそうです。教会も、ホテルも。
私も何度か訪れているこちらの高級リゾートホテル「ドナ・アナ」もジョアキンによって建てられたそう。
そして、この「アナ」っていうのが、ジョアキンの奥さんの名前!
何でも、ビランクーロに旅行にきたジョアキンが、当時16歳のアナに一目惚れして、周囲の反対を押し切って結婚して、そのままビランクーロに住み着いたという!!
おぉ〜〜。アツいよ、ジョアキン。
そういうエピソードを聞くとまた、おもしろい。
ちなみに、二人の間に子どもはおらず、今このホテルはジンバブエ人によって経営されているらしい。うーーーん。モザンビークには経営を引き継げるような、財力をもった人がいなかったのか…
もういっこ、ジョアキンの話。浜辺にあるこの古い船。ずーっと気になってたんだけど、これもジョアキンの所有物だったらしい!
この船は…たしか1940年代くらいのもの、って言ってた気がする…
すごいよジョアキン!
あーでも、所々、忘れちゃってるなぁ…もったいない。ジョアキンは大体、1940年くらいにビランクーロに来た…と思う…。間違ってたらごめんなさい。
当たり前のことだけど、小さな街であってもたくさんの歴史があって、遺産があって、人々が積み上げてきたものを感じました。
あと、ポルトガルによる植民地化は、モザンビーク人の土地を奪って支配する、という側面だけじゃなくて、街を発展させるっていう側面もあったんだなぁと気づかされました。
うーん、勉強になった!!こういう魅力をもっとアピールできるように、私も何かお手伝いしよう。
ツアーの最後はローカルな工芸品を扱うお店Machilla Magicへ。
ここも、いずれ一緒に仕事したいなぁと思っていたところ!来られて嬉しい!!
お店の人にも挨拶できてよかったな〜
ビランクーロをまたひとつ知ることができて本当によかった〜。
観光の仕事に関わるにあたって、観光客目線で街を見るのは必要なことだよね!この初めてのツアーで感じた気持ち、忘れずにいよう。
ということで、盛り沢山の土曜日の反動で、日曜日は自宅でのんびりと…たっぷり休んで充電できたー!(^^)/また1週間がんばろう。