今が良ければそれでいい(派遣234日目 2018/11/22)
報われない恋を嘆くJ-POPの歌詞みたいなブログタイトルですが、
私の届かぬ想いをここで憂いたいと思います…
任地ビランクーロには唯一の観光案内所があります。
でも、観光案内所の運営について、問題点がいっぱい…
・ジョーナスおじちゃんがたった1人でやってる
・場所を与えてるのは市役所だけど、提供してるのは場所だけ。
・ジョーナスは給料無しでほぼボランティア状態
・ジョーナス経由で観光客がホテル予約した場合、ホテルは紹介料をジョーナスに支払う
・が!支払いを拒むホテルも多い…
・理由は、ジョーナスがしつこく支払いをせまるから…(これはオーナー側の意見。『脅迫まがいのことをされた!』と訴える人も…)
・つまり、街唯一の観光案内所なのに、コミュニティから孤立している…
・ジョーナスは、紹介料を払ってくれるホテルや旅行代理店しか、観光客に案内しない。
・案内所側の都合で、観光客に与える情報が制限されてしまうって、どうなんだろう…
はぁ…(´・ω・`)憂
ビランクーロはモザンビークでも有数の観光地だし、
その要となる観光案内所が、おじちゃんのボランティアだけだなんて、
いかがなものか…
それで、今日、ジョーナスに私の疑問、意見、をぶつけてみた。
私「政府や市役所が、あなたに給料を払うべきじゃない?」
ジョーナス「政府にはお金が無いんだよ」
私「でも、観光事業はビランクーロにとって、モザンビークにとって重要でしょ?」
ジョーナス「その重要性を彼らは理解してないよ。十年後くらいに気づくんじゃない?観光が重要だったって。国は、今すぐお金になる木材や石炭を重視してるんだよ」
私「ビランクーロのホテルや観光案内所は、もっと連携すべき。旅行者にとっては、すべてのホテルを紹介したほうがいいよ」
ジョーナス「でもいくつかのホテルは手数料を払ってくれないんだ。彼らがそういうなら無理にもらおうとは思わない。払わないところには、旅行者を紹介しない。それだけのこと。言い争いしたくないから。」
私「でも、給料足りてるの?」
ジョーナス「観光案内所以外にも仕事をしてるから。今の状態で充分。旅行者と話をして、案内して。私しか教えられない旅行情報もあるからね(どや)」
私「でも…これはよくない状態だと思う…」
ジョーナス「これがモザンビークだからね。政府もお金を払いたくない、ホテルも払いたくない。みんなお金を払いたくないんだよ(どや)」
簡単にまとめるとこんな感じ。
しっかし、いつも思うけど、モザン人の
「ああ言えばこう言う精神」
「This is Mozambique理論」
なんなの!!!!!
イラァァっとするわ!!!!笑
要は、
別に今のままでも、生活が逼迫してるわけでもないし、
関係がうまくいってるホテルもあるし、
変わる必要は無い、
と。
うーーーーーーーん(+_+)
そうなのか???
ほんとにそうなのか????
ジョーナスは観光案内の仕事に誇りをもってて、
自分の経験や知識が、旅行者やビランクーロの役に立ってるという自負もある。
それはよくわかる。(所々でドヤるから笑)
実際、私がこねくり回すことじゃないのかもしれない。
このやり方で、うまくいってるのかもしれない。
…今は。
でも、この先どんどん発展するだろうビランクーロの観光にとって、
やっぱりこのままじゃだめな気がする。
先日、カウンターパートのオフェーリア(デキ女)と、観光協会会長のヤッシン(デキ男)にも、
観光案内所をどげんかせんといかん!
という話をしてみた。
二人とも理解はしてくれたけど、
じゃあどこから手をつけて、どう解決したらいいのか、、、
それは、わからない、、、。
ヤッシンは、
各ホテルは市役所に税金(観光の)を納めているから、
その税金から、ジョーナスへの給料を捻出すべきじゃないか。
って言ってたけど。
いずれにしても、
難しい。
ひよっこボランティア1人の力じゃあ、どうしようもないよ(ToT)
やれることがあるとすれば…
ジョーナスとコミュニケーションをよくとり、
それを観光協会やオーナーたちにも伝えることかな、、、
ジョーナスとしょっちゅう話せるの、私くらいだしな(暇ゆえに…)
なんともいえない表情の私、とジョーナス。
時事ニュース大好きのジョーナスは、今日本を騒がしてる、某自動車会社トップの所得隠ぺい騒動について、めっちゃ爆笑しながら話してくれました…笑