ゆるモザ日記。

青年海外協力隊を終えて、再びモザンビークにて就職。ゆるく、楽しく、自分らしく。

続・お金の話(派遣72日目 2018/6/12)

昨日も長々と書いてしまったけど、今日もお金について悶々とする…

 

先週、同僚のテルマに

「一緒に美容院で髪洗いにいきましょ!お金がないから、シャンプー代100mt(メティカル)貸して!」

と言われていて、

 

「来週の火曜に返すから」

 

と約束し、今日がその火曜日。

 

昨日の今日で、なんだかお金について、モヤモヤモヤモヤしていたので、朝からずっと「いつ返してくれるんだろう…」とそわそわ。

 

ちなみに、

 

お金を貸してからも、テルマは美容院に行って編み込みウィッグをつけたり、食材買ったりしていて…

 

『お金あるやないかーーーい!!』

 

と、内心思っていたので

正面から聞いてみた。

 

私「今日、お金返してくれるんだよね?」

 

テルマ「あぁ、今必要なの?」

 

心の声『今とかそういう問題じゃなくて…』

 

私「今じゃなくてもいいけど、今日返してほしい…」

 

テルマ「そう、わかったー」

 

と言うテルマ。ちゃんと返してくれました。ほっ。

 

 

その後、メルカド(市場)へテルマと買い物に行った時、ちょっとした「いざこざ」が…

 

男の子が店番している屋台で、テルマがにんにくを買おうとした時のこと。

 

テルマ「にんにく、いくら?」

 

男の子「20mtだよ」

 

ここで、ちょっと思い違い?があったようなのです…

 

テルマはにんにく『3つセット』で、20mtだと思い、男の子に20mtを渡しました。

 

でも、にんにくは『1つ』で20mtだったのです。

 

20mt渡したテルマはにんにく『3つ』を取りましたが、

 

男の子「1つだけだよ!!!!」

 

と言うので、

 

テルマ「あらそう、じゃあ買うのやめる。だからお金を返して」

 

携帯をいじり、顔をあげない男の子。

 

男の子「………」

 

声を荒げるテルマ。

 

テルマ「お金を返しなさい!!!」

 

男の子「………」

※よく聞こえなかったけど「お金はもらってないよー」とか言ったっぽい

 

ここで、

 

私には聞こえた、

 

テルマの頭がブチっとキレた音が……

 

お金を返そうとしない男の子を横目に、無言で、にんにく『3つ』を持ち去ろうとするテルマ。

それに、気づいた男の子。

もみ合いになりかける2人。

 

ちょっと、コワかった…

 

その後、そばのお店のおばちゃんに事情を話すテルマ。でも、たぶん、おばちゃんは男の子からお金を返してもらうのは無理だよ、というようなことを言ったみたいで……

 

結局、にんにくを"1つも買うことなく"

 

男の子に何か、お説教みたいな一言を言い放って、テルマは店を後にしました…

 

テルマも、20mtという金額はどうでもよくて、嘘をついてお金を持ち逃げしようとする態度に対して、怒ったんだろうな…

二人の子供を育てる母親としても、思うところがあったのかもしれない…

 

明日を生きるためにお金を稼ぐ。

その重みが、日本とモザンビークでは違う。

 

男の子も、必死に働いているからこそ、そんな態度をとったのだと思う。

 

子どもの教育、子どもの労働、貧困、、そんな言葉がぐるぐると思い浮かぶ…

 

2年間のうちに、たくさんこういう場面に出くわすかもしれないな。

 

自分に何ができるわけでもないけど、自分なりに考えて、行動したり、人と接したりしよう。

 

あと、

 

お金に関する側面だけを見て、その人自身を否定しない!

 

家のお手伝いさんも、テルマも、店番の男の子も、良い所はたくさんあるからね!たぶん。笑

 

 

今日の写真は癒やし系で。

綺麗な鳥。笑


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