ゆるモザ日記。

青年海外協力隊を終えて、再びモザンビークにて就職。ゆるく、楽しく、自分らしく。

わかりあえない結婚観(派遣183日目 2018/10/01)

結婚式から一夜明け、同僚は今日職場に来たり、来なかったり。

来た人がいるだけまだいいのかな。
割とそのへんの責任感はあると思う、うちの職場。

というか、

「結婚式行ったほうがいいよ!とっても楽しいよ!」

とかみんな私に言ってきたくせに、

むしろ同僚の中で出席した人のほうが少ないっていう…

モザン人は、人情に厚いように見せかけて、案外ドライなところがあると最近思う。


お茶タイムに同僚♀(子持ち)に聞いてみた。

私「あなたは結婚式したの?」

同僚「してないよ。」

私「まだ、してないってこと?」

同僚「しないよ」

私「?… 結婚してないの?」

同僚「結婚してないよ。友達、彼氏がいるだけ。」


おー。
なかなかツッコんで聞けないことだったんだけど、やはり、未婚の母だったか…。

多いなーほんとに。

今日はこの同僚と二人きりのお茶タイムだったので、いろいろ聞いてみた。

私「なんで結婚しないの?」

同僚「モザンビークの男は頭がよくないからね〜笑 最初の息子の父親は、他の女といっしょにいなくなったの〜」


ええええええ

これを笑い話みたいに話すからすごい。

そのあと、

まるで『元カレが最悪でさー』みたいな軽いノリで、

モザンビークの男は、今日『愛してるよ〜』って言ってても、次の日会うと『お前なんか知らない』って言うのー笑」

とか

「子どもができても、知らないって言うのー」

とか

日本だったら楽しくお茶飲みながら話す内容ではない話を、

いろいろしてくれた。

以前、別の同僚に似たようなこと聞いた時も、

モザンビークの男は、たくさん女を連れてるのが好きなんだよー。ほんとダメ。」

みたいに言ってた。


まーでも、そう言いつつも、シングルマザーでも子どもを育てていける環境がこの国にはあるんだもんなー。

学歴がある場合は、職にもつけて、給料でベビーシッターも雇える。

まぁ、学歴もお金もなかったら、、、大変だろうけど、でも、市場の女の人たちとか、夫いなくてもイキイキ子育てしてるもんなー。

うーん。
価値観も環境も違いすぎて、このへんの文化を理解するにはまだ時間がかかるな。


ちなみにこのお茶タイムのあと、

同僚♂に「君はモザンビークで結婚すべきだよ!違う肌の色の人と結婚するのはいいことだよ!結婚してここに住むべきだ!」

と、もう、耳タコな話を延々とされて、うんざり。


同僚♀に「モザンの男はダメよー」と言われた後に聞くと、いよいよもって、信用ならねぇ。笑



たくさんの妻とたくさんの子どもがいる男が、いい男。

という考えが少なからずある、この国。



帰り道でも、おしゃべりブラザーズと話してたら、

「おれは15人兄弟だよ!」

と言う。

…私、あだ名で勝手に、二人のおしゃべり君を「ブラザーズ」って呼んでたけど、ほんとに兄弟だったらしい笑

おしゃブラ「俺の父親は、2人奥さんがいて、一人は10人の子ども、もう一人は5人の子どもがいるよ」

私「1番下は何歳?1番上は何歳?」

おしゃブラ「1番下は16歳で、1番上は37歳だよ」



……(計算中)……



20年で15人の子どもが生まれたと…

それ、奥さん、常に妊娠して、子育てしてないか??(@_@)


私「そんなのやだよー。1人の夫に1人の妻がいいよー。」

と言ったら、

めっちゃ笑われた…。

「おもしろいこと言うねー!笑」みたいな。




わかりあえねー。笑

きっと、モザン人はモザン人で、「この日本人とわかりあえねー」って思ってるのかもな…。


関係ない写真シリーズ。
道路とヤギ。

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