ゆるモザ日記。

青年海外協力隊を終えて、再びモザンビークにて就職。ゆるく、楽しく、自分らしく。

海の生物を守ろう!今!!(派遣298日目 2019/01/25)

今日はちょっとした勉強会に出席。

NGOで活動するジュリエットの呼びかけで開催された今日の勉強会のテーマは2つ。



・イニャンバネ州におけるサメ捕獲に関する調査とサメの生態保護について

タツノオトシゴ保護活動について



サメについてはモザンビークWWF(世界自然基金)で活動している人が来て、

プレゼンしてくれました。

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ちなみに勉強会に参加しているのは、

ホテルのオーナーなどの白人達がメイン。

プレゼンは、

ポル語と英語のニカ国語で。





必死にくらいつく私…。


必死…!!(゚Д゚)


このニカ国語スタイルの会議には、何度か参加したことあるけど、

今日が1番理解できた気がする!!(拍手)

っつっても5~6割だけど…… 





さて。




モザンビークでのサメの捕獲は、

その漁法や漁獲量が法律で制限されているにもかかわらず、

不法な器具を使った乱獲が起こっているそうです。

何故かというと、

サメのヒレは中国の闇市場で高価で売買されるから。

モザン人はあまりフカヒレ食べません。


違法な漁が行われている結果、

サメの生態が危機にさらされている、

とのこと。

数が減ってるんだって。



もうひとつのテーマ、タツノオトシゴの保護についても、

論点は同じで、

タツノオトシゴの捕獲、売買は禁止されているのに、

密漁がはびこっていて、

タツノオトシゴの減少が危惧されていると。

タツノオトシゴもまた、中国の闇市場で高値で取引されるため、

モザン人は獲るそうな…。




何回も

「中国で売買される」「中国では好んで食べられている」

って言われるもんだから、

会場で唯一のアジア人である私は、なんだか申し訳ない気分になった…(別にアジア代表でもなんでもないけど笑)




"海の生物の生態系を守ろう"

というのは、

よく聞くスローガンではあるけれど、



"じゃあ、何からすればいいの?"
"乱獲は政府が取り締まる以外、どうしようもなくない?"



なんて、声があがることもしばしば。



実際、今日もそんな意見がでた。



でも、その意見に対してプレゼンターと、ジュリエットが返した答えが、

とても心に残った。



「数年前、同じようにジュゴンの数が減少していることが問題になり、私達は対策をした。呼びかけたり、認識を広げたり。その結果、今、ジュゴンの数は戻ってきている」

「サメの減少も、数年後には取り返しのつかないことになる。今、何か行動を始めることが大事。始めるのは今。」




これを聞いた私の頭に浮かんだ言葉…





いつやるの???




今でしょ!!!








(まだ平成も終わってないし、古いとか言わないでくれ…)







いや、これ、ほんと大事だよな、って思う。


「あーでもない、こーでもない」
「なんの意味があるの?」
「もっと効率よくできないの?」


そんなこと言ってる暇があるなら、

まずやってみようよ!!

今やらなかったら、いつやるの!!!

今でしょ!!!

っていう。



うーん、身につまされる言葉。





動くなら、今。



動くのは、今。





他にも、印象に残ったことはいくつかあって、

サメやタツノオトシゴの捕獲で生計を立てている人たちに対しては、

タツノオトシゴ観察ツアーを企画して、生業としてもらう(もうスタートしてるプロジェクト)とか、


まずは「海の生物は貴重な財産、保護しなければならの資源」という認識をコミュニティに普及させていく、とか。




いつもいつも、ジュリエットがやるプロジェクトは、

即断即決、即実行!

なところが本当に素晴らしいなぁ…。




良い学びでした!!!

ポル語と英語にもまれて、脳みそ疲労困憊です…。

すんげー疲れた…_(┐「ε:)_

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