ゆるモザ日記。

青年海外協力隊を終えて、再びモザンビークにて就職。ゆるく、楽しく、自分らしく。

ルワンダジェノサイドのこと。(派遣679日 2020/02/09)

先日のルワンダ旅行にて、

首都キガリにあるジェノサイドメモリアル(虐殺記念館)を訪れました。




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ルワンダには1990年頃から内戦が激しくなり、そのなかで、

1994年にわずか100日間で100万人(推定)が虐殺されたという、

悲惨な歴史があります。



なぜ内戦が起きたのか、

なぜ虐殺が起きたのか、

どのように起きたのか、

どうやって収束したのか。

そのあたりの歴史的事実(推察)については、

興味のある方は調べてみてください。

(参考)
ルワンダ虐殺|わかりやすく事件の原因や内戦から続く経過を解説 | 世界雑学ノート



このブログでは、

記念館に行って感じた、

私の率直な感想を記録しておこうと思います。
※つれづれ書いたので、本当に拙いです、あしからず。







まず、

記念館に行って驚いたのが、施設自体がとても立派だったこと。

展示もわかりやすく、3カ国語で表記されていて(キニアルワンダ語、フランス語、英語)、

写真や映像も多くて、表現も難しすぎず、

知るべきことがちゃんと知れたなぁと。

学生や、観光客なんかもきちんと歴史を学ぶことができる、いい記念館だなと思いました。








展示は、

ルワンダの植民地支配(ドイツとベルギーによる)、

独立と内戦、

虐殺の背景や、実態、

その時の世界の動き、

内戦収束と難民、

ルワンダ再建、

サバイバー達の苦しみ、、


などに分かれて、細かく説明されていました。






かなり衝撃的な写真や映像も、

多数展示されていました。

教会の床が見えないくらいに並んでいるおびただしい数の遺体、

子供服を着たままミイラ化した遺体、

道ばたに放置された遺体、

大きな傷を負った人々、、、。








平和で穏やかなルワンダの街を見た後だと余計に、

これらの写真は本当に現実に起きたできごとなのか、と、

にわかには信じられません。

しかも、

ほんの26年前の出来事。





特に私が胸を締めつけられたのは、

後半に展示されていた、

犠牲者の人々の「生前の写真」。


家族写真や、結婚式の写真、

あどけない写真や、笑顔の写真。


たしかに、

この人たちはこの地で生きていて、

愛する人がいて、愛されていて、

こんなむごたらしい最期を迎えるなんて微塵も考えていなかっただろうと、



写真を見て、想像するだけで、途方もなく苦しい気持ちになりました。




ルワンダ虐殺では、

加害者も民間人でした。

友人や隣人が、自分の家族を殺す。自分を殺しにくる。

そんなの、むごすぎる。

けど、

殺さなきゃ自分が殺されるかもしれないという状況におかれたら、

私だって、

どんな行動をとるかわからない。

人は、

弱いよな、って。







この記念館では、

ルワンダだけじゃなく、

ナチスドイツのホロコーストや、

ボスニア内戦、

カンボジアポル・ポト独裁など、

世界で起きたジェノサイドの歴史についても展示されていました。



見ながらめまいがしてきそうだったというか…

こんなにも同じあやまちが繰り返されているのかと…



ジェノサイドって、

戦争って、

人間がいる限り起こるのかな。


日本だって例外じゃないし、

ほんの75年前まで、

戦時中だったし。


今この瞬間も、

世界のどこかでは、

戦争が起きていて。








人の命って、

なんなんだろう。








政治とか、民族とか、時代とか、戦争とか、

そんな大きな流れのなかで、

人の命は簡単に弄ばれて消えてしまうけれど、

それでも、

尊いもののはずだよね。

守るべきもののはずだよね。





私に戦争を止める力はないけど、

尊い自分の命を精一杯つかって、

周りの人たちと、

日々の幸せを分かち合っていこう、

それが、

平和であることへの貢献なのかな。









ルワンダの街を歩いている、

私と同世代以上の人たちは、

確実にジェノサイドを経験していて、

想像を絶する辛い体験をしているということ。

みんな戦ってきたんだな、

今も戦っているんだな。

ルワンダの人々に、敬意を。

平和が続きますように。







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ジェノサイドメモリアル、行ってよかった。

日本にいたら、

ニュースの中だけの出来事、

別の世界の話、

そうとしか感じられなかったものが、

こうして目で見て、耳で聞いて、肌で感じられること。

この2年間、

いろんな場面でそういう瞬間があって、

ありがたいし、

学びが多いし、

自分の小ささ無知さを思い知るなぁ。

忘れないようにしよう。




非常にまとまりがない文だった…
ご容赦ください…。






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