選挙イヤーはじまる(派遣519日目 2019/09/02)
シャワー浴び終わってからの30分間で、
蚊を8匹、始末しました。
全て、素手で。
記念すべき9匹目を仕留めようとして逃してしまいました…
くやしい……
そろそろ"蚊"界でも、
私の名が知れ渡る頃じゃないでしょうか、
ゴルゴ13的なスナイパーとして。
んーでも、飛び道具使わないから、
どっちかといえば、
必殺仕事人かな…。
さて、
今年はモザンビークの大統領選挙(およに議会委員選挙)が行われる選挙イヤーです。
協力隊の任期中に大統領選が行われるなんて、
なかなかない経験なので、ある意味ラッキーなのかも。
少なくとも、モザンビークの政治について、よく考えるきっかけになっているのはたしか。
モザンビークの大統領の任期は5年。
今回の選挙は2014年以来です。
現在のモザンビーク大統領は、
フィリペ・ニュシ大統領。
1975年にポルトガルより独立してから、
第四代目の大統領にあたり、
現在1期目、今年の選挙で2期目を狙うことになります。
これまでのモザンビーク大統領は全員、
与党FRELIMOフレリモ(モザンビーク解放戦線)から出ており、
独立以降、
与党の地位は変わっていません。
対して、
野党RENAMOレナモ(モザンビーク民族抵抗運動)が、
第2勢力として存在しており、
この与党FRELIMOと野党RENAMOの対立は、
独立以降も"内戦"という形で勃発し、
1992年の内戦終結以降も、
変わらないまま。
しかし、
今年8月、
長らく続いていた、
FRELIMOとRENAMOの和平交渉が、
両党首による停戦協定への署名、という形で、
大きく前進しました。
大統領選を前に実績を残したい、ニュシ大統領の思惑という見方もあるようですが、
素人考えでは「平和に向けた一歩」が刻まれたことは、
素直に喜ばしいことなんじゃないかなぁ、と思います。
私は毎日こんなにのんびりと、
穏やかに過ごしているけど、
この国はまだまだ、
戦争の記憶もあたらしく、
政府も政治も成長の途上にあるんだなと、
再認識させられます。
投票日は10月15日。
全国一斉に行われます。
そして、昨日9月1日より、
選挙運動がスタート。
一夜にして、街中に与党FRELIMOと現大統領のポスターが所狭しと貼られていて、
びっくり。
去年も、地方選挙があったから、
この光景は2回目なんだけど、
やはり大統領選ということで規模が大きい気がする。
とにかく、とにかく貼りまくってる。
……意味あるのかなこれ(@_@)
質より量。
オセロのごとく、
より多くのスペースをとったほうが優位、
とでも言いたげに、
FRELIMOカラーの赤で街が染まっています。
あと、
選挙カーならぬ、
街宣トラックも走り出していて、
荷台には赤い服を着た支持者達が乗り、
太鼓を叩いたり、クラクション鳴らしたり、歌ったり…
けたたましい、、、(+_+)
暴力的な雰囲気は全く感じないけれど、
とにかく、うるさい…笑
野党RENAMOのポスターや街宣トラックも、徐々に増えていくでしょう。
あー
これあと1ヶ月半もつづくのかー、、
でも、この国の未来を決める選挙を、
国民はどんな思いで迎えるのか、
じっくり見てみようと思います。
ああ、それと、
日本の政治についても、
もうちょっとちゃんと勉強しなきゃな…!
こういう話をすると、
「日本ではどうなの?」って聞かれるからね!