ゆるモザ日記。

青年海外協力隊を終えて、再びモザンビークにて就職。ゆるく、楽しく、自分らしく。

ネガティブワードの扱い(派遣421日目 2019/05/27)

先日、手づくり工芸品のお土産屋さんに行った時に、


こんな置き物が売られていました。




f:id:yurumoza:20190528014315j:plain

f:id:yurumoza:20190528014407j:plain


ちょっと写真がわかりづらいかもしれないけど、

奴隷制について表現した、木彫りの置き物だそうです。



職人さんいわく、


「これ奴隷制の置き物なんだよー!ほら、この人形は木の棒を持っていて、奴隷を叩くため。こっちの白人で銃を持ってるだろ?これで、言うこときかない奴隷は殺すんだよー!!はっはー笑」


とのこと。



いやあなた、


「はっはー笑」


て。

こっちは、なんて反応したらいいかわからん。。。(*_*)







f:id:yurumoza:20190528014735j:plain


ちなみに、担がれて眠っているのは、

ヴァスコ・ダ・ガマ

だそうです。


15世紀にアフリカ南端の喜望峰を経由して、インドへの航路を発見した、

ポルトガルの航海者ですね。


モザンビークにも来ていたそうな。

ここビランクーロに来たかどうかは不明。

職人さんは「来たよー!」と言ってたけど、真偽不明。笑



この行列の様子も、どの程度の歴史的信ぴょう性があるのか、

まったく不明。




ちなみに、

私「これ、観光客に売るの?」

と、聞いたところ

職人「そうだよー!観光客に売るんだよー!」

とのこと。






むむむ。






冒頭の会話にも書いた通り、

奴隷制」の歴史の扱い方が、

なんか軽い。。。





基本、笑いながら楽しそうに話してるんだけど、

話してる内容は、

奴隷を殺すとか、叩くとか、そういうこと、、、。




しまいには、

その置き物を観光客(大半が白人)に売るって、

どういうことなんだろうか、、、


他のおみやげ(アクセサリーやバッグ)と同じ扱いで売ってるっていう。






いや、

アートとして、

または、

歴史を伝える手段として、

こういう置き物があっても全然いいんだけど。




いわゆる、

先祖の苦難の歴史、

に対しての考え方が、

日本人とちょっと違うなぁー

と感じました。





日本人なら、

たとえば、

戦争の歴史について、

資料館やモニュメントや慰霊碑なんかを建設したりして、

まぁそれもある種の"観光"要素は含むのかもしれないけど、



こんなノリで語ったり、おみやげ売ったりは、

しないよなー。

もちろん、置物になった奴隷制の話は何百年も前の話で、それを日本の戦争の歴史と重ねるのは、そもそもおかしいのかもしれないけど…。






というか、

けっこうモザン人って簡単に、

「人種差別」とか

「肌の色が違うから」とか言う気がする。




私がよく言われるのが、

「俺と付き合おうよ!モザン人の彼氏作りたくないのか?!」

私「いやだよ。モザン人の彼氏いらない」

「君は人種差別をするのか?!」

ってやつ。

↑笑いながら言ってますよ、冗談っぽくね。





いや、

ナンパ断るのも人種差別になるってどういうこと!!(゚Д゚)


そういうこと言われると、

こっちがすごく悪いことしたみたいに思っちゃうんですけど!




日本人は、

そういう負の言葉に敏感だよね。

敏感だからこそ、あまり使わないし、

使う時は神経を使う。

人種差別とか、奴隷とか。




現に私も今、

気をつけて言葉選びながらブログ書いてるわけで。






なんかねぇ、

うまく伝えられないけど、

価値観の違いみたいなものを感じたのですよ。

人によるんだろうけど。




あーでも、実際、

ああいう置物をおみやげで買って帰る観光客がいるのかなー

いるから売るのかなー

それもそれでなんだかなーー



まとまらないな、最近のブログは。笑

そもそも結論が出ないことを、

だらだら書き始めるから、こうなるのだ。

ゆるい日記なので、ゆるしてくださいm(_ _)m

おやすみなさいm(_ _)m


にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村