お礼参りとコロナ(派遣715日目 2020/03/16)
今日は、そんなつもりはなかったのに、
結果的に、
ビランクーロオールスターズにお礼参りをした1日になりました。
近所のBanca(屋台)のお母さん、
メルカドのおばちゃんズ、
仕立て屋のベントくん、
メルカドの主サミーラ、
豆売りおばちゃんズ、
おしゃべりブラザーズ、
などなど、、、
ひたすら挨拶して、
写真撮って、
特に仲いい人たちには些細なおみやげ(日本から持ってきて使わずにいたハンカチとか手ぬぐいとか。日本に持って帰らないモノとか。)
を渡しました。
「私今週末にビランクーロを離れるんだ。それで、その後日本に帰るんだよ」
と伝えると、
「えー!!やめときなよ!!コロナウィルスにかかるよ!死ぬよ!!」
「ビランクーロにもう少し残りなよ!JICAにもそう頼むからさ!!」
との返答が…。
まぁ、
正論といえば正論。笑
新型コロナウイルスに関しての状況は日々変化しているから、
どこが安全でどこが危険だなんて、
もはや何の意味もない議論なんだけど、
やはりモザン人達にとっては、
コロナウイルス=中国で人がいっぱい死んでいる病気
であり、
日本と中国をほぼ同一ととらえているから、
そりゃあ、
「帰るなよ!」
となる。
まさか、こんな理由で「帰ってほしくない」と言われることになるとはね…笑
ポル語でこの話をする時に、
「Vou voltar para o Japão de vez. (日本に帰るよ、永遠に)」
という言い方をするんだけど、
この、
de vez(永遠に)
を言った瞬間にみんな
「まじかよ…」
って顔になってて、なんとも言えない笑
ウイルスうんぬんではなく、
純粋に「ビランクーロを去ってほしくない!」と思っているのも伝わっているので、
私もとても寂しい。。。(´・ω・`)
と、同時にそう思ってくれるのが嬉しい。
ビランクーロでは目立つような差別発言、行為は受けていないけど、
「コロナウイルスだ」と私のほうを見て言われたり、
すれ違った後にコロナウイルスの話をしてるのを耳にしたり、
はする…。
首都の方や、アフリカ各地では差別行為も増えてきているようで、
それも心配。
差別してしまうのは病気に対する恐怖があるからだとも思うし、
とにかく今のこの事態が収束するのを祈るばかり。
とはいえ、
アフリカはこれからどんどん感染が広がっていく気配がしている…。
ビランクーロにいる知り合いのフランス人が言っていた話、
モザン人に感染予防法について聞いたら、
「ウイルスがこの国に来ないように、みんなで教会へ行って祈る!」
なんて答えが返ってきたそうな…。
アカン!!!
それ1番アカンやつ!!!
密室で集団!!!
アカン!!!(゚Д゚)
現に私も、
友達や知り合いから似たような答えをもらったし。(祈りましょう!的な)
おお…神よ…←
モザンは熱いからウイルスは流行しないとか、
モザン人は強いから大丈夫だとか。
手洗いやマスク着用が大事って、ちゃんとわかってる人もいるけどさ。
この国の衛生環境、知識、医療体制は、
とてもじゃないけど新型ウイルスに対抗できるものじゃない…
けど、隣国に感染者が出ていることから、
ほぼ間違いなくモザンにもウイルスは上陸しているはず…。
本格的に感染が拡がったら大変なことになるなぁ。
そうなりませんように。←私も祈ってるじゃん
それと、
今モザンビークにいる
ボランティアの強制一時帰国の指示が出る可能性もゼロじゃない…。
私はもうすぐ帰国だから、そこまでダメージはないんだけど、
任期残りまだ長い隊員は辛いよなぁ、と思う…。
うーーーーん
落ち着かない日々だ(*_*)
予防できることはしっかり予防して、
信頼できる情報を注視するようにしよう。
平和な日常がいちばん!